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2008年版「365days:鳥どりカレンダー」の登場キャスト募集に応募くださった中に、65歳というトリさんがいました!
私が知っている国内のインコ、オウムでは最高年齢です。
きっといろんな歴史があると思い、TSUBASAホームページでもご紹介させてもらうために原稿の執筆を依頼したところ、快諾いただけました。
以下にその内容を掲載いたします。
TSUBASA代表
松本
生い立ち 〜メキシコから船で来日、震災、交通事故など壮絶鳥生〜
戦後まもなく、戦前から海洋航路でパーサー(船の事務長)をしていた親戚の「おじちゃん」(故人)が、メキシコから連れてきました。
正確には「パンを食べ過ぎる」と他の船員の方が手に負えなくなり、引き取ったそうです。
その後、神戸のおじちゃんの家に住み、手製のカゴをつくってもらい、オノミやクコなど毎回お土産を買ってきてもらうなど大切にしてもらいました。
メキシコではスペイン語の家に飼われていたらしく、雨が降ったときには特に、よく赤ちゃんの泣き声とともにスペイン語の子守唄を朗々と歌っていたそうです(誰かがのぞくと歌をやめてしまう)。
この頃、「ノリータ、ノリータ」とよく鳴いていたことから「のりた」という名前になりました。
その後、おじちゃん達とともに、西宮に移り、父が学生時代によく会うようになりました。
ただ、その頃は、元気すぎて、人が来ると、よく鳥カゴの中から「突撃!」していたそうです。
また、食パン2枚くらいを軽く食べることもあり、他の親戚に「(戦後の食料事情の悪い時代に)鳥を飼うなんて」などと言われていました。
西宮ではタロウという黒い犬も一緒に暮らしており、とても仲良しで、のりたのカゴにひっついて、尻尾を入れたりしていました。
のりたも「タロウ!」とよく絶叫していたそうです。(最近はほとんど“オウム語(「アァ〜ル〜ゥ」「ぐぇっ」等)”しかはなさないのですが、時々「タローさ〜ん」とだけはいいます。頭が黒いところがタロウと似ているのか、今も家族を呼ぶ時に使っています)
そのうち、のりたをかわいがってくれていたおじちゃんが亡くなり、「おばちゃん」と暮らすようになりました。
おばちゃんは猫もとても可愛がっていたこともあって、私たちが行ったとき、のりたはいつもちょっと寂しい感じにみえました。
でも、来客があると、健気にも、玄関近くにいたのりたが「おばちゃ〜ん!」と元気よく叫んで、耳の聴こえ難いおばちゃんに知らせていました。
そのうち、阪神大震災があり、のりたが住んでいた西宮の家も全壊してしまいました。
幸いにも、のりたのカゴのあった場所は倒壊を免れましたが、のりたのカゴに熱湯入りの電気ポットが激突してきて、かけていた毛布もビショビショになってしまいました。
おまけに、おばちゃんは隣家にお世話になりましたが、鳥までは難しいので、倒壊した寒い家の中に、何日も一人でいました。
近隣T市のわが家におばちゃんと避難して来たときは大変弱っており、正直、とても心配でした。
しかし、なんとか、毎日、ゴマたっぷりの玄米粉ティーや生姜いりのチャイを飲ませて、奇跡の復活をとげました。
この頃は、私たちにまだそれほど馴れていなかったので、流血事件?!は日常茶飯事で、噛まれた手が青紫色になって、2週間ほど動かないこともありました。
その後も、おばちゃんと一緒にしばらく暮らしていたのですが、「高齢(現96歳)で世話ができない」と譲り受けました。
おばちゃんのところでは、ピーナッツバター付きパンを常食していたため、うちに来た当初の体重はなんと1kg(標準の2倍、人間だと100kg級?)もありました!
ピーナッツバターを食べ易いように、いつもカゴにひっつけてもらっていたのですが、それに頭をこすりつけていたため、コーティングされて、頭がカチンカチンになっていて、何度も洗いましたがなかなかとれませんでした。
今でも、毎朝晩、バター付きパンから始まって、キウィ、ヒマワリ、おのみ、とうもろこし、リンゴ、有機米(夜のみ)、ブラックジンガーコーヒー、ハチミツ入りピュアシンジー(青汁)などを粛々と1〜2時間ほどかけて平らげます。
食べ始めの一口目が難しいので、その時々で、好物のモモ、サヤエンドウ、マンゴー、すいか、桜の実などを用意して機嫌をとらねばなりません。
時には3時間もかけて、ゆっくりゆっくりよ〜く噛んで、ちゃんと完食します。
注:のりたは一人では食べないので、一粒ずつ食べさせてあげないとならないのです!足が痛い。。。(*^o^*)
数年後、T市から滋賀に私たちと一緒に引っ越して来ました。滋賀は緑がとても多くて、お散歩鳥がすっかり習慣となりました。
広大で手入れの行き届いた公園が近くにあり、夕方にみんなで散歩します(次項「毎日のお散歩」ご参照)。
しかし、またまた、のりたに苦難の日がやってきました。数年前、みんなで水鳥を見に行った帰りに、交通事故で車が横転し、助手席にとまっていたのりたも運転席側のガラスにはじき飛ばされる目に遭ってしまったのです。
そのときは、強烈な打撲とショックとで、しばらく目を開けたまま放心して、無反応になっていました。
私たちと一緒に救急車で病院に運ばれましたが、病院に着くと「動物は入れません」と断られてしまいました。真冬の寒い中、外にいたままでは弱ってしまうので、頼み込んで、病院の中に入れてもらうのは本当に大変でした。
私たちの入院中、ダンボールに入れられたまま、全く鳴かないのりたは、本当に痛々しいものでした。
その後も、急に足が弱ってしまったりと、事故の影響が出たのですが、今は各種療法などでかなり復活しました。
毎日のお散歩
のりたは、毎日、近くの公園を止まり木にのって家族と散歩します。
注:のりたは日本に来た時から羽を折られているため飛べません。
それが意外と、のりたの存在は気づかれないことも多いのですが、時々気づく人もいて「あっ!!」ととても驚かれます(そりゃあそうでしょうね。私たちも”お散歩鳥”はのりた以外みたことありません)。
よく言われるのが「ぬいぐるみかと思った」(そんなわけありませんよね。ぬいぐるみと散歩なんて)。
中には、とっても感心される方も多く、「かわいい!きれ〜い!」と絶賛され、写真を撮られることもよくあります。
そんなとき、のりたは、「ま、当然よね。当然、当然。ほっ♪」とそりくりかえります。
一度は10人以上のオバサマに囲まれ目を白黒させていました。
実は、公園だけでなく、量販店、電車・新幹線(去年、福岡まで行きました)、空港、レストラン、と私たちの行くところ全てに出没しています(^^)。
移動中は危ないのでケージなどに入っていますが、それ以外は、「生!(手や止まり木にのった状態)」でいます。
長寿の秘訣は大食と自然療法??
のりたは、最近、夏や冬に体調を崩しがちなので、数年前より、下記の様な自然療法を取り入れています。
おかげで獣医さんからは「若鳥のよう!」とお褒め頂いています。
姿勢がよくなったり、また、各症状(下痢、足のふらつき、食欲不振等)がてきめんに緩和されたり、と良い感じです。
●ホメオパシー
獣医さんのところでレメディ(丸薬)を処方していただいていますが、のりたの体質にとても合ったのか、とっても効果がありました。
毛ヅヤも姿勢もてきめんによくなり、食欲も出てきました。しんどそうに寝てばかりだったのが、以前のように掃除機を追い掛け回すようになりました(性格もちょっとお上品になったような?? )
毎回、注射器で飲ませていますが、のりたは「飲むもんか!」と大暴れして、クチバシとツメで応戦するので、超大変です。
最近では、レメディを水でといたお皿セットを持ってくるだけで、ギョっとしています。
飲んだ後も油断大敵で、何気なく吐こうとがんばるので、15分間ずっとお口を手で押さえておかねばなりません (--、;)。
●波動水
今はホメオパシーをしているので止めていますが、以前はA−OK波動計測センターで波動測定と波動水を作ってもらっていました。(わたしより値が断然いい。。。)
これもホメオパシー同様、飲ますのに一苦労。。。
でもオスかメスか長い間不明だったのが、「どうやらオスらしい」と分かったのは収穫でした。
●アユルヴェーダ
カパ体質用のゴマオイルを、嫌がるのりたを追い回して、足にウリウリと塗りこみます。
ゴマの香りが鳥頭(とりあたま)臭と混じって、香ばしさ倍増!
●足マッサージ
上記のアユルヴェーダオイルを塗りこむ際、足の節々等をちょっときつめに指圧します。
のりたは怒り心頭に達するらしく、「うりゃ〜っ!」と悲しいほど手を噛みます。 (>。<)
●健康食品
のりた愛用品の一部です(いずれもヒト用ですが、獣医さんに相談してから飲ませています)。
かつて玄米粉や生姜たっぷりのチャイを毎日飲ませて瀕死の状態を免れてから、健康食品は必須となりました。
いずれも結構なお値段ですが、まぁ、鳥くんのためなので。。
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Ultimate Oil (Udo's ChoiceOil Blend) ・・・ カナダのフローラ社のオメガ脂肪酸を配合した究極のオイル
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Pure Synergy ・・・ 52種類の食材から作ったオーガニックサプリ(青汁)。
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玄米コーヒー「ブラックジンガー」・・・ シガリオの高熱焙煎、微粉化された玄米。
これらの後、のりたは眠くなるらしく、大抵寝てしまいます。
しかし、こんなに苦労してあの手この手で気をつけているのですが、本人は「嫌なことされた!」といわんばかりで全く感謝してくれません。
効果があっても、「私のおかげよね。のりたってすごいわぁ〜あ」と思っているようです。(=゜ω゜)ノ
今日も関西は酷暑で「早く冷房をつけて!」と眼でせがまれ、つけたとたんに元気になって、食事もしてくれます。
ひとしきり食べ、ようやく布団に移動して昼寝をはじめました。
おかげで飼い主はなかなか自分のご飯を食べるタイミングが難しく、夕方近くになって、やっと冷めたものをいただきます。
でも鳥くんが元気なのが一番なので、愛鳥中心生活はやめられません。
のりたちゃんの飼い主・Aさまより
(掲載日:2007.10.27/原稿受取日:2007.08.12)
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