里親さんからのお手紙@マルルちゃん

マルルちゃん@オカメインコ

2019年11月にお迎え

 

ご無沙汰しております。マルルが我が家にきて一年が経ちました。この一年のマルルの様子をご報告いたします。

 

マルルは、先住オカメのキュー(女の子)を見習ってというか、真似てというか、対抗して割りとすんなり新しい環境に馴れてくれたようです。

キューとの仲は、ん~?お隣さんから少し距離が縮んで年の離れたお姉さん(実はマルルの方が年上ですが…)だったのが、家にきて程なくしてお母さん(私)を巡りキューとマルルはライバルになりました。

一緒に放鳥しますが、どちらもあまり飛べないままで老鳥になったせいか動きがゆっくりで、お母さんの手が届く範囲でしか動かない為ケンカはほぼ回避できています。

マルルは自分の行く手にキューの尻尾があると容赦なく噛むのでマルルの進行方向にキューがいたら避難させています。

キューはお嬢さまでおっとり育ってきたのと、前に一緒にいたおすオカメのピーちゃんにはそれはそれは大切に扱われていたので、マルルの乱暴な振るまいにはとてもショックを受けていました。

それでもいつも一緒にいるので、どちらかが病院に行っていっとき留守番で寂しい思いをした後などは「あぁ~再会できて良かった~」って顔をして一瞬見つめ合います。

 

マルルはしゃべりながらご飯を食べ、「キューちゃん」と呼ばれても「マルちゃん」と呼ばれても返事をします。賑やかで、甘えん坊なマルルはとってもコミカルで我が家のアイドルです。

マルルはミッキーマウスマーチを歌えます。前の飼い主さんに教えてもらったようです。マルルのお歌に、「あれ?もしかして…」と鍵盤でミッキーマウスマーチを弾いてみたら得意気に歌いだしました。

だんだん我が家に馴れてくると甘えん坊で慌てん坊のマルルは、ケージの網に脚が絡まったり、夜中に脚が気になって自咬症気味になったりしました。

「早くケージから出たい。夜もお母さんのそばに行きたい。僕、お母さんと一緒に寝れるもん!」

マルルは精神的なことが体に出やすいタイプなのかなぁと思います。

 

 

施設では強制給餌されるほど食べなくなったとのことでしたが、幸い我が家にきてからは初めは体重が落ちて心配したもののその後はよく食べてたくさんウンチをしてくれて安心しています。

キューもマルルもお母さんにしかカキカキをさせてくれません。

放鳥時に手の上でのカキカキから、最近はケージの中でも「おはようのカキカキ」と「おやすみのカキカキ」をさせてくれるようなりました。頭、背中、口元、喉とマルルは広範囲触らせてくれます。ケージの中ではセルフカキカキもしています。性格が違うふたりですが、何をするのも一緒、家族(群れ)として大切な存在になっていると思います。

 

早くコロナが終息して皆に明るい未来が訪れて、これからもずっとずっと、この子達と過ごしていけたらいいと願っています。

それでは、またお便りいたします。