◆実施日:2020年11月16日
◆場所:埼玉県
◆鳥種と羽数
・オオバタン2羽
・オオキボウシインコ1羽
・ボウシインコ1羽
◆理由:飼い主様のご逝去により知人の方より依頼
◆経緯:2020年11月16日
TSUBASAに連絡をくださったのは、飼い主様の知人の方でした。「飼い主が自宅で亡くなり、鳥が残されている」と。すぐに状況を確認すると、飼い主様が亡くなられてから1週間近く経っていること、鳥達の周りにはエサのようなものは見当たらず、枝豆の皮が大量に落ちていたこと、そして4羽の内3羽が国際希少種であることがわかりました。国際希少種は登録票なしには移動ができません。知人の方も室内を探してくれましたが見当たらず。しかし鳥達は1週間近く枝豆くらいしか食べられていなかったことから命に関わる緊急性の高い案件と判断し、急遽その日のうちに4羽共とり村へ運びました。写真は、引き取った当日のものです。
※とり村には施設内に診療所(動物病院)があります。今回の件については、環境省や登録関係の窓口の方々にも事情をお伝えし、鳥の命に関わることから「診療所への緊急入院」として、例外的ではありますが登録票がない状態で鳥達の移動をさせていただくことができました。ですが、この時点での鳥達の所有権はあくまで飼い主様のご親族様にあります。
◆その後
亡くなった飼い主様のご親族様が見つかりました。
鳥達を引き取ることはできないけれど、登録票の取得にはご協力いただけることになりました。
2021年2月末
ご親戚の方が3羽の登録票を取得。
翌月には所有権をTSUBASAに移して、正式にTSUBASAの鳥となりました。
ここからやっと、里親探しが始められます。
4羽がTSUBASAの鳥になるために、本当に多くの方々にご協力をいただきました。
この場を借りて心より感謝申し上げます。
あんみつ@オオバタン
もなか@オオバタン
きんとき@オオキボウシインコ
きんつば@ボウシインコ
飼い主様のご逝去による緊急レスキューのため、当初鳥たちの情報は何一つありませんでした。
飼い主様のご自宅から一部、鳥達のだいたいの年齢がわかるものなどは見つかりましたが、
しかし名前だけはどうしてもわからなかったので、私たちのほうで付けさせていただきました。
和菓子シリーズと呼んでいます。
すでにきんつば以外の3羽は里親会にも参加しています。
素敵なご縁に巡り合えますように、ぜひ見守っていてくださいませ。